日本の支援により、生物兵器禁止条約(BWC)の強化のためのワークショップが開催されました。
令和4年4月8日



3月29日~31日、ジュネーブの国連欧州本部で、日本の支援により、生物兵器禁止条約(BWC)の強化のためのワークショップが開催されました。同ワークショップは、東南アジア諸国のBWC専門家を対象に、BWCの使用事案対応及び国内実施についての規定及び関連する国際的メカニズムのより効果的な実施を目指して行うものです。当日は、カンボジア、インドネシア、ラオス、 マレーシア、フィリピン及びタイから、各国政府の関係者約20名が本国より参加し、また、スピーカーとして、米国のジョンズホプキンス大学ヘルスセキュリティセンター、ドイツのロバート・コッホ研究所、スイスのシュピーツ研究所等から専門家が参加しました。
ワークショップは、BWC履行支援ユニット(BWC・ISU)及び国連軍縮部(UNODA)が企画し、「生物兵器使用事案への対応のための国内的・地域的・国際的能力の強化」、「BWC国内実施担当者の能力強化」及び「国連事務総長メカニズム*」をテーマに、各国・研究機関・国際機関の専門家・実務家によるプレゼンテーション、テーブルトップ・エクササイズ、パネルディスカッションが行われました。参加者は、ワークショップの直後に開催されたBWC第9回運用検討会議準備委員会や本年11月~12月の同運用検討会議に向けて活発な意見交換を行いました。
また、「生物兵器使用事案への対応のための国内的・地域的・国際的能力の強化」については、関連する論点をまとめた冊子「BWC第7条の実用化(Operationalising Article VII of the Biological Weapons Convention)」も合わせて出版されました。日本はこの出版を財政支援しています。
本冊子は以下のURLからダウンロード可能です。
https://www.un.org/disarmament/operationalising-article-vii-of-the-biological-weapons-convention/
本冊子の出版を記念するサイドイベントの様子は以下でご覧いただけます。
https://www.disarm.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00182.html
なお、本ワークショップは、日本が2018年に開始したBWCの強化のため支援策の一部として行われたものです。
*国連事務総長メカニズム(United Nations Secretary-General’s Mechanism)は、化学兵器または生物兵器の使用の可能性が疑われる際に迅速に調査を行うためのメカニズムです。
ワークショップは、BWC履行支援ユニット(BWC・ISU)及び国連軍縮部(UNODA)が企画し、「生物兵器使用事案への対応のための国内的・地域的・国際的能力の強化」、「BWC国内実施担当者の能力強化」及び「国連事務総長メカニズム*」をテーマに、各国・研究機関・国際機関の専門家・実務家によるプレゼンテーション、テーブルトップ・エクササイズ、パネルディスカッションが行われました。参加者は、ワークショップの直後に開催されたBWC第9回運用検討会議準備委員会や本年11月~12月の同運用検討会議に向けて活発な意見交換を行いました。
また、「生物兵器使用事案への対応のための国内的・地域的・国際的能力の強化」については、関連する論点をまとめた冊子「BWC第7条の実用化(Operationalising Article VII of the Biological Weapons Convention)」も合わせて出版されました。日本はこの出版を財政支援しています。
本冊子は以下のURLからダウンロード可能です。
https://www.un.org/disarmament/operationalising-article-vii-of-the-biological-weapons-convention/
本冊子の出版を記念するサイドイベントの様子は以下でご覧いただけます。
https://www.disarm.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00182.html
なお、本ワークショップは、日本が2018年に開始したBWCの強化のため支援策の一部として行われたものです。
*国連事務総長メカニズム(United Nations Secretary-General’s Mechanism)は、化学兵器または生物兵器の使用の可能性が疑われる際に迅速に調査を行うためのメカニズムです。