生物兵器禁止条約(BWC)第9回運用検討会議準備委員会の期間中に、日本の支援によりとりまとめられた冊子の出版を記念するサイドイベントを実施しました。

令和4年4月8日
サイドイベント冒頭で挨拶する当館松井参事官
サイドイベントの様子
「BWC第7条の実用化」
 4月8日、生物兵器禁止条約(BWC)第9回運用検討会議準備委員会(4月4日~11日開催)のサイドイベントとして、日本の支援によりとりまとめられた冊子“BWC第7条の実用化(Operationalising Article VII of the Biological Weapons Convention)”の出版を記念するイベントが、軍縮会議日本政府代表部とBWC履行支援ユニット(BWC・ISU)の共催で開催されました。
 
 生物兵器禁止条約第7条は、締約国が条約の義務違反による危険にさらされた際の支援について定めていますが、これまでに発動されたことはなく、本冊子では、そのような第7条の実用化のために課題となる論点を12人の専門家が包括的に分析し、国際社会による理解の深化を意図しています。
 
 サイドイベントでは、本冊子の執筆者のうち4名が内容を紹介し、会場には内外の専門家及び外交官等が参加し、第7条の実用化について活発な意見交換が行われました。
 
 本冊子は以下のURLからダウンロード可能です。
https://www.un.org/disarmament/operationalising-article-vii-of-the-biological-weapons-convention/
 
 本冊子出版への支援は、日本が2018年に開始したBWCの強化のための支援策の一部として行われました。