6月20日~22日 対人地雷禁止条約会期間会合の開催

令和4年6月22日
【委員長を務める永井奈菜書記官】
【永井奈菜委員長の下,JICA及びカンボジアCMAC(Cambodian Mine Action Centre)による南南協力のプレゼンテーション状況】 【永井奈菜委員長の下,JICA及びカンボジアCMAC(Cambodian Mine Action Centre)による南南協力のプレゼンテーション状況】
 6月20日から22日、対人地雷禁止条約会期間会合が開催され、当代表部の永井奈菜書記官が、対人地雷禁止条約の下に設けられた委員会一つである「協力と支援の強化委員会」委員長を務めました。
 
 対人地雷禁止条約、(正式名称「対人地雷の使用、貯蔵、生産及び移譲の禁止並びに廃棄に関する条約」、通称「オタワ条約」)(Convention on the Prohibition of the Use, Stockpiling, Production and Transfer of Anti-Personnel Mines and on Their Destruction)は、対人地雷の使用、貯蔵、生産、移譲等を全面的に禁止し、貯蔵地雷の4年以内の廃棄、埋設地雷の10年以内の除去等を義務付けるとともに、地雷除去、犠牲者支援についての国際協力・援助等を規定しています。
  
 今回の会期間会合では、地雷汚染国による地雷除去、被害者支援等の現状と課題が議論されるとともに、地雷除去活動を通じて得た経験や知識が締約国や国際機関市民社会との間で共有されました。本年我が国当代表部永井奈菜書記官は、対人地雷禁止条約の下に設けられた委員会の一つである「協力と支援の強化」委員会委員長を務めています。21日には、地雷除去活動と国際協力支援に関するパネルディスカッション「making Every Effort Towards, a Successful 2025」が永井書記官を議長として開催されました。このディスカッションでは、我が国が、カンボジアとともに従来より取り組んで来た、地雷対策における南南協力支援について、国際協力機構(JICA)とカンボジア地雷対策センター(CMAC)が共同でプレゼンテーションを実施し、地雷汚染国と支援国との協力に関するベストプラクティスを紹介しました。
(注)南南協力:開発途上国の中で、ある分野において開発の進んだ国が、別の途上国の開発を支援することです。
 引用:JICA南南・三角協力 https://www.jica.go.jp/activities/schemes/ssc/index.html 2022/6/23