背景 | 国連において、軍縮・不拡散分野の問題は、通常、すべての加盟国が参加できる総会補助機関である「国連総会第一委員会」と「国連軍縮委員会(UNDC)」で行われている。「国連総会第一委員会」は、総会の2週間に及ぶ一般討論後の10月より開催され、軍縮・国際安全保障関係のすべてのテーマを議論する。
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特徴 | 1978年の第1回国連軍縮特別総会決定により、国連総会第一委員会は「軍縮問題及び関連する国際安全保障問題のみを取り扱う」旨の決定を行い、以降第一委員会では主として軍縮・国際安全保障問題が議論されてきている。第一委員会では毎年数多くの軍縮関連の決議が採択され、その動向は軍縮・不拡散の流れを見極める上で極めて重要。 |
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会期 | 毎年秋の国連総会一般討論後、約5週間 (2013年10月7日~11月6日) |
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参加国 | 国連全加盟国 |
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我が国提出決議案 | 核軍縮決議: 1994年以来、毎年国連総会に提出し、圧倒的多数の支持を得て採択されてきている核軍縮に関する決議。5年毎に開催されるNPT運用検討会議の結果を踏まえて内容を改訂している。2010年のNPT運用検討会議での最終文書採択を受け、従来に比べ一層包括的で「核兵器のない世界」に向けた国際社会の具体的行動を求める内容となっている。 2013年の第68回国連総会第一委員会においても、「核兵器の全面的廃絶に向けた共同行動」決議(同提案国102カ国)は、全体投票で圧倒的多数(賛成164、反対1、棄権14)により採択された。
小型武器決議:小型武器問題が国際社会で本格的に提起された1995年からほぼ毎年、小型武器に関する決議案を提出している。2013年も南アフリカ及びコロンビアと共同提案し、コンセンサスで採択された。 |
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