館長からのメッセージ

 

 我が国は唯一の被爆国として、核兵器のない世界の実現に向けて、国際的核軍縮を推進する任務に深く関わっております。

 

 このような観点から当代表部は、軍縮会議や核兵器不拡散条約(NPT)における核軍縮への取り組みに積極的に参画すると共に、生物兵器問題、地雷問題、小型武器問題などの解決に取り組んでいます。

 

 こうした軍縮問題に関する我が国の取り組みや関連国際会議の状況などに関し、皆様に広く理解を深めて頂きたくホームページを開設しています。このホームページが皆様の軍縮問題に関する理解促進の一助となれば幸いです。

 

                   軍縮会議日本政府代表部大使

須田 明夫       

 

 

軍縮会議日本政府代表部

 

 スイスのジュネーブでは、軍縮会議(CD)をはじめとして様々な軍縮関連会議が開催されています。軍縮会議では兵器用核分裂性物質生産禁止条約(FMCT)などの核軍縮を中心とする議論が行われており、また、軍縮会議以外としては、生物兵器禁止条約、特定通常兵器使用禁止制限条約、対人地雷禁止条約、小型武器などに関する会議が行われています。軍縮会議日本政府代表部は大使を筆頭にこれらの会議などに対応するとともに、ニューヨークで開催される国連総会第一委員会、世界各地で開催される核兵器不拡散条約(NPT)関連会議やその他の軍縮関連国際会議にも出席し、我が国の軍縮外交を推進しています。

 

 

 

 

 

軍縮会議日本政府代表部の活動

 

 

 

 

軍縮会議 ~概要と最近の情勢~

 

1.組織の概要

(1)唯一の多数国間軍縮「交渉」機関
(2)1978年の第1回国連軍縮特別総会決定により設立された「軍縮委員会」が1984年、「軍縮会議(The Conference on Disarmament:CD)」と変更された。
(前身は、「10ヶ国軍縮委員会」(1959-1961)、「18ヶ国軍縮委員会」(1962-1969年)、「軍縮委員会会議」(1969-1978年)。
(3)加盟国は65ヶ国。西側グループ(25ヶ国)東側グループ(6ヶ国)G21グループ(33ヶ国)、いずれのグループにも属さない中国により構成。
(4)国連等他の国際機関からは独立。但し事務局機能は国連軍縮局。

 

2.活動の概要

(1)議長:全加盟国がアルファベット順に4週間交代で務める。
本年は、バングラデシュ、ベラルーシ、ベルギー、ブラジル、ブルガリア、カメルーン
(2)本会議:CDの活動は主に本会議で実施。本会議は、通年議題及び作業計画を審議・採択すると共に、最低年一回国連総会に対して報告書を提出。
(3)会期:年3会期制。1月下旬に第1会期開始。9月中旬に第三会期終了。計24週間。
(4)作業計画:CDは、年間の「作業計画」を採択し、これに基づき設置されたアドホック委等により、CDにおける軍縮・不拡散条約に関する実質的な審議・交渉作業が行われる。
(5)成果:CD(含む前身)は、これまで、核兵器不拡散条約(NPT.1968年)、生物兵器禁止条約(BWC.1972年)、化学兵器禁止条約(CWC.1993年)、包括的核実験禁止条約(CTBT.1996年)等重要な軍縮関連条約を作成。
(6)主要課題:①核軍縮、②兵器用核分裂性物質生産禁止条約(FMCT)
③宇宙における軍備競争の防止(PAROS)、④消極的安全保証(NSA)

 

3.最近の情勢

(1)CDは、96年にCTBTを交渉して以来、(98年第3会期末を除き)軍縮条約の交渉開始に合意できない状態が続いていた。
(2)2009年5月29日、CDは「作業計画(program of work):CD/1863」を採択し、FMCTの交渉をはじめとする実質的な活動の開始に合意。

【参考1】                                                          
加盟国リスト(65ヵ国、英語のABC順
1.西側グループ(25ヵ国)
アルゼンチン、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、カナダ、フィンランド、仏、独、ハンガリー、アイルランド、イスラエル、伊、日本、オランダ、NZ、ノルウェー、ポーランド、韓国、スロバキア、スペイン、スウェーデン、スイス、トルコ、英、米

2.東側グループ(6ヵ国)
ベラルーシ、ブルガリア、カザフスタン、ルーマニア、露、ウクライナ

3.G21グループ(33ヵ国)
アルジェリア、バングラデシュ、ブラジル、カメルーン、チリ、コロンビア、北朝鮮、コンゴー民主共和国、キューバ、エクアドル、エジプト、エチオピア、インド、インドネシア、イラン、イラク、ケニア、マレイシア、メキシコ、モンゴル、モロッコ、ミャンマー、ナイジェリア、パキスタン、ペルー、セネガル、南ア、スリ・ランカ、シリア、テュニジア、ヴェネズエラ、ベトナム、ジンバブエ

4.中国

 

【参考2】
議題
CD本会議は、年会期の冒頭で通年議題を採択する。
*議題採択にかかる無用の議論・混乱を避けるため、伝統的に毎年同じ議題(下記議題1~8まで)が採択されてきている。
議題1:「核軍備競争停止及び核軍縮」
議題2:「核戦争防止」
議題3:「宇宙における軍備競争の防止(PAROS)」
議題4:「非核兵器国に対する安全保障の供与(NSA)」
議題5:「放射性兵器等新型大量破壊兵器」
議題6:「包括的軍縮計画」
議題7:「軍備の透明性(TIA)」
議題8:「国連総会への報告書」ジュネーブ

 

 

 

新着情報

 

一覧

平成22年   3月

須田大使の軍縮会議(CD)における作業計画案に関するステートメント(3月11日)

核兵器不拡散条約(NPT)の発効40周年を迎えて(外務大臣談話)(3月5日)

西村外務大臣政務官の軍縮会議(CD)における核軍縮に関する演説(3月4日)

 

平成22年   2月

クラスター弾に関する条約の発効について(外務大臣談話)(2月17日)

 

平成22年   1月

須田大使の軍縮会議(CD)における実質的作業開始に向けた取組に関するステートメント(1月26日)

 

平成21年  12月

「核不拡散・核軍縮に関する国際委員会」川口共同議長及びエバンズ共同議長による岡田外務大臣表敬(プレスリリース)(12月15日)

核不拡散・核軍縮に関する国際委員会:川口・エバンズ両共同議長とNGOとの意見交換会の開催(プレスリリース)(12月14日)

須田大使の生物兵器禁止条約(BWC)締約国会合における一般討論ステートメント(12月7日)

須田大使の対人地雷禁止条約第二回検討会議におけるハイレベル・セグメントにおけるステートメント(12月4日)

通常兵器関連決議案の国連総会での採択(プレスリリース)(12月3日)

我が国核軍縮決議案の国連総会での採択(プレスリリース)(12月3日)                             

須田大使の対人地雷禁止条約第二回検討会議における協力と援助に関するステートメント(12月1日)

                                               

平成21年  11月

須田大使の対人地雷禁止条約第二回検討会議における犠牲者支援に関するステートメント(11月30日)

「核兵器のない世界」に向けた日米共同ステートメント(仮訳)(11月14日)

天皇陛下御在位20周年

                                                          

平成21年  10月

武器貿易条約(ATT)決議案の国連総会第一委員会での採択(プレスリリース)(10月31日)「ATT決議案」 

我が国核軍縮決議案等の国連総会第一委員会での採択(プレスリリース)(10月30日)「核軍縮決議案」 「小型武器決議案」

須田大使の国連総会第一委員会における軍縮教育に関するステートメント(10月21日)

須田大使の国連総会第一委員会における通常兵器に関するステートメント(10月19日)

「核不拡散・核軍縮に関する国際委員会」川口共同議長及びエバンズ共同議長による岡田外務大臣表敬(プレスリリース)(10月16日)

須田大使の国連総会第一委員会における核軍縮に関するステートメント(10月14日)

須田大使の国連総会第一委員会における一般討論演説(10月6日)

 

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